一冊の街
小沢 敦志 (日本)
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- 設置場所
- 市役所 西側外構
- 管理
- 市
- 材質
- 鉄
- 設置年
- 平成22年
この作品は、新庁舎建設に伴い、平成21年8月に実施したアート作品公募の45点の中から選ばれた作品です。
作者は年に一度、立川の共同アトリエでのアートイベントで「鉄製品をぺらぺらに叩く」ワークショップを行ってきました。これは、さまざまなスチール製の廃材を集め、これを炉で赤く熱し、来場者にハンマーで叩いてもらうというもので、この3 年間を経て集まったぺらぺらの鉄たちを、ひとつの作品として完成させました。
大きな「鉄の本」、そのページ内にワークショップで得た「ぺらぺらの鉄」を取り付け、古代遺跡のような鉄たちは、立川の現代の姿を映し出します。イベントのあと、残された鉄たちは「街の記憶」となりました。この作品に関わる全てが街と深く結びつくものであり、冷え固まった鉄は不変の記録となるよう「一冊の街」と題しました。